子どものぜんそくの約9割は、アレルギーが原因と言われています。
過敏になってしまった気管支は、運動や冷たい空気、タバコの煙など、
少しの刺激で発作を起こしてしまうようになってしまうのですが、
一番の原因はやっぱりアレルギー反応です。
アレルギー反応は、皮膚が弱い人であれば、アトピー性皮膚炎、
鼻が弱い人はアレルギー性鼻炎、気道が敏感な人ならぜんそくとして現れます。
アレルギー体質の子は、いろいろなアレルギーの病気を持っていることが多く、
その病気のほとんどはもともと同じ反応で、あらわれる場所が違うだけなのです。
人間には、体の中に入ってきた細菌やウイルスなどの病原体から
からだを守る『免疫』という働きがあります。
この免疫が、食べ物やダニなどに対して、過剰に反応してしまうことを
『アレルギー反応』と呼んでいます。
様々な種類があるアレルギーの病気ですが、
実はみんな同じような仕組みで起こっているのです。
子どものアレルギーの特徴として、成長するにつれて
いろんなアレルギー症状が出たり、
消えたりしていく、という特徴があります。
これを、マーチ(行進曲)にたとえて、アレルギーマーチと呼んでいます。
例えば、赤ちゃんのときに食物アレルギーやアトピー性皮膚炎になると、
1〜3歳ごろに気管支ぜんそくになり、少し大きくなると今度は
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎になる、といったケースです。
やっかいなアレルギーマーチですが、予防できる可能性があります!
それは、アレルギーになりそうな原因をシャットアウトすることです。
例えば、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんは、その原因が食物アレルギーであっても、
将来ダニアレルギーになりやすい、という傾向があります。
ダニアレルギーは気管支ぜんそくを起こす可能性があるので、
ぜんそくの症状が出る前に、早めにダニ対策を取り、
アレルギーマーチが進まないようにするのです。
つまり、アレルギーの子どもやその家族には、
早め早めの予防や対策が大切、ということになります。